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2009年6月3日水曜日

大学は更正施設ではない

京都教育大学の学生らが集団準強姦容疑で逮捕された事件で、同大学の寺田光世学長が、逮捕者への処分に関して「甘いと言われるかもしれないが、教育大学である以上、加害者も更生させて社会に送り出すことが責務だ」と述べたとのことである(下記引用記事)。

この発言が事実ならば、寺田学長の認識は基本的にまちがっている。逮捕者に対する停学という処分が甘いか甘くないかは、この際どうでもいい。問題なのは、寺田学長の大学観である。大学は、教員養成系の大学であろうがなかろうが、更正施設では決してない。大学が「加害者も更正させて社会に送り出すことが責務だ」と思っているならば、おぞましいまでの思い上がりである。

「「卑劣極まりない行為」=集団暴行事件で学生説明会-京都教育大」(時事ドットコム)

 京都教育大の男子学生6人が女子学生を暴行したとして集団準強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、同大は3日、学生に対する説明会を開いた。寺田光世学長は「人権を踏みにじる卑劣極まりない行為。人権に対する意識を高め、行動に反映してほしい」と呼び掛けた。
 説明会は大教室で行われ、約450席は参加した学生でほぼ満員となった。6人を退学ではなく停学処分にした理由について、寺田学長は「甘いと言われるかもしれないが、教育大学である以上、加害者も更生させて社会に送り出すことが責務だ」と説明した。(2009/06/03-19:58)

事件の概要については、下記の『毎日新聞』電子版の引用記事参照。

「集団準強姦:容疑で京都教育大生ら逮捕 コンパで女性に性的暴行--府警」(毎日jp)

 酒に酔った女性に今年2月、集団で性的暴行を加えたとして、京都府警捜査1課と五条署は1日、京都教育大の男子学生6人を集団準強姦(ごうかん)容疑で逮捕した。
 逮捕されたのは、磯谷昇太(22)▽竹田悟史(25)▽上田拓(22)▽小畑弘道(22)=以上当時4年▽原田淳平(21)▽田中康雄(21)=同3年=の計6容疑者。竹田容疑者は容疑を認めているが、ほかの5人は「合意の上」「女性は酩酊(めいてい)状態ではなかった」などと否認しているという。
 逮捕容疑は、6人は2月下旬、京都市内の居酒屋で、酒に酔い正常な判断ができない状態の女子大学生(当時19歳)を店内の空き部屋に連れ込み、集団で性的暴行を加えたとされる。
 捜査関係者によると6人は京都教育大の体育会系クラブの部員らを含め約100人が参加したコンパで飲酒していたという。3月に女子大学生の母親が相談して発覚した。京都教育大学生課は「事実関係を含めて確認中でコメントできない」としているが、容疑者の一部は既に大学から停学などの処分を受けているという。【古屋敷尚子、成田有佳】
(毎日新聞 2009年6月1日 大阪夕刊)

この事件に関連して、前回のエントリーで言ったことをもう一度いう。大学生が飲酒をするというのは、根本的におかしいことなのだ。

2009年6月1日月曜日

大学生・大学院生は決して酒を飲むな!

泥酔した高千穂大学の学生が殺人未遂容疑の現行犯で逮捕された。状況は、下記に引用するニュース記事に記されているが、もういい加減、未成年の大学生は当然のこと、たとえ20歳を超えていたとしても大学生、さらには大学院生が酒を飲むことに対して、社会は厳しいまなざしを向けるようにするべきだ。

そのことによって、酒造業や飲食業の大半が合併や廃業・転業を余儀なくされるという代償を払っても、社会のありかたとして、大学生・大学院生は飲酒をしてはならない、という文化をこの国に根づかせなければならないと思う。ゼミのコンパといった学生文化も消滅していい。アルコールが入らないと本音で議論ができない、などという反論もあるだろうが、アルコールが入ってはじめて議論できるような議論は、議論として意味がない。そういった反論をささえている飲酒に寛容な文化が、まっとうな議論や討議をおこなう公共的な空間を成立させる障礙になっているのだ。

現在の大学が抱えている深刻な危機の要因は、学生や院生の飲酒に寛容である(さらに言えば、頭脳労働者である教員の飲酒に対しても寛容である)文化にもその一端がある。大学生や大学院生が酒を飲むのは(さらに大学教員が酒を飲むのは)根本的におかしいのだ、という考え方が、あたりまえの常識になって欲しい。

「大学生「朝まで8時間飲んだ」=駅ホームの殺人未遂容疑・警視庁」(時事ドットコム)

 東京都杉並区の京王井の頭線永福町駅ホームで先月31日、同区の主婦(59)が腕を引っ張られ、発車直前の電車の前に落ちた事件で、殺人未遂容疑の現行犯で逮捕された高千穂大学3年川満康成容疑者(20)が警視庁高井戸署の調べに「午前0時から8時ごろまで、缶でビールや発泡酒を飲んだ」と供述していることが1日、分かった。
 同署によると、同容疑者は31日午前0時ごろから、渋谷区内の路上で、友人3人とともに、1人で缶のビールや発泡酒を2、3本飲み、同4時ごろに同区内の友人宅へ移動。同様に5本から7本程度飲んだという。
 同8時ごろ、友人と別れ、渋谷駅から1人で電車に乗ったという。
 事件後、酒気帯び運転となる呼気1リットル当たり0.15ミリグラムを上回る同0.2ミリグラムのアルコールが検出された。
 同容疑者は「人にぶつかって線路に落ちた記憶がある」とした上で、「そういうことをしたのであれば、申し訳ない」と話しているという。(2009/06/01-13:40)


「飛び降り学生「8時間飲んだ」 東京・杉並」(47NEWS)

 東京都杉並区の京王井の頭線永福町駅で、女性をつかみ一緒に線路に飛び降りたとして殺人未遂容疑で逮捕された高千穂大3年、川満康成容疑者(20)が「約8時間にわたり缶ビールや発泡酒を計約10本飲んだ」と供述していることが1日、警視庁高井戸署への取材で分かった。
 高井戸署によると、川満容疑者は「31日午前0時ごろから渋谷区の路上で友人ら計3人で缶ビールや発泡酒を2、3本飲酒。その後、別の友人宅で午前8時ごろまで缶ビールを約6本飲んだ」と説明。「駅のホームで人にぶつかった記憶はある」とも供述している。
 高千穂大(杉並区)の成田博学長は1日、記者会見し「被害者に衷心よりおわびする。公共の場での事件で社会に与えた影響は大きく、事件は痛恨の極みだ」と謝罪。
 大学によると、川満容疑者は経営学部経営学科でマーケティングに関するゼミに所属。出席状況も成績も良好だった。
 川満容疑者は5月31日午前4時ごろまで飲酒した後、同日午前9時半ごろ、永福町駅ホームで近所の女性(59)の腕をつかんで線路に飛び降りたとして逮捕された。
2009/06/01 13:42 【共同通信】