そのことによって、酒造業や飲食業の大半が合併や廃業・転業を余儀なくされるという代償を払っても、社会のありかたとして、大学生・大学院生は飲酒をしてはならない、という文化をこの国に根づかせなければならないと思う。ゼミのコンパといった学生文化も消滅していい。アルコールが入らないと本音で議論ができない、などという反論もあるだろうが、アルコールが入ってはじめて議論できるような議論は、議論として意味がない。そういった反論をささえている飲酒に寛容な文化が、まっとうな議論や討議をおこなう公共的な空間を成立させる障礙になっているのだ。
現在の大学が抱えている深刻な危機の要因は、学生や院生の飲酒に寛容である(さらに言えば、頭脳労働者である教員の飲酒に対しても寛容である)文化にもその一端がある。大学生や大学院生が酒を飲むのは(さらに大学教員が酒を飲むのは)根本的におかしいのだ、という考え方が、あたりまえの常識になって欲しい。
「大学生「朝まで8時間飲んだ」=駅ホームの殺人未遂容疑・警視庁」(時事ドットコム)
東京都杉並区の京王井の頭線永福町駅ホームで先月31日、同区の主婦(59)が腕を引っ張られ、発車直前の電車の前に落ちた事件で、殺人未遂容疑の現行犯で逮捕された高千穂大学3年川満康成容疑者(20)が警視庁高井戸署の調べに「午前0時から8時ごろまで、缶でビールや発泡酒を飲んだ」と供述していることが1日、分かった。
同署によると、同容疑者は31日午前0時ごろから、渋谷区内の路上で、友人3人とともに、1人で缶のビールや発泡酒を2、3本飲み、同4時ごろに同区内の友人宅へ移動。同様に5本から7本程度飲んだという。
同8時ごろ、友人と別れ、渋谷駅から1人で電車に乗ったという。
事件後、酒気帯び運転となる呼気1リットル当たり0.15ミリグラムを上回る同0.2ミリグラムのアルコールが検出された。
同容疑者は「人にぶつかって線路に落ちた記憶がある」とした上で、「そういうことをしたのであれば、申し訳ない」と話しているという。(2009/06/01-13:40)
「飛び降り学生「8時間飲んだ」 東京・杉並」(47NEWS)
東京都杉並区の京王井の頭線永福町駅で、女性をつかみ一緒に線路に飛び降りたとして殺人未遂容疑で逮捕された高千穂大3年、川満康成容疑者(20)が「約8時間にわたり缶ビールや発泡酒を計約10本飲んだ」と供述していることが1日、警視庁高井戸署への取材で分かった。
高井戸署によると、川満容疑者は「31日午前0時ごろから渋谷区の路上で友人ら計3人で缶ビールや発泡酒を2、3本飲酒。その後、別の友人宅で午前8時ごろまで缶ビールを約6本飲んだ」と説明。「駅のホームで人にぶつかった記憶はある」とも供述している。
高千穂大(杉並区)の成田博学長は1日、記者会見し「被害者に衷心よりおわびする。公共の場での事件で社会に与えた影響は大きく、事件は痛恨の極みだ」と謝罪。
大学によると、川満容疑者は経営学部経営学科でマーケティングに関するゼミに所属。出席状況も成績も良好だった。
川満容疑者は5月31日午前4時ごろまで飲酒した後、同日午前9時半ごろ、永福町駅ホームで近所の女性(59)の腕をつかんで線路に飛び降りたとして逮捕された。
2009/06/01 13:42 【共同通信】
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