かつてBlueBellというアコースティックギターのブランドがあった。ギターのほかにも、バンジョーとマンドリンがこのブランド名を冠して販売されていた。カントリーやブルーグラスの雰囲気を醸し出しているブランドだった。マーチンのコピーモデルのほかに、ドク・ワトソンが使っているギャラガーのコピーモデルもカタログには載っていた。そのころ、私にとってドク・ワトソンは、ヒーローの一人だった。
中学校1年生のとき、このブルーベルギターのなかでもっとも安価だった"F200"という品番のフォークギターを買った。国電御茶ノ水駅から歩いてすぐの石橋楽器店Folk Sideで2割引ほどの値段だったはずだ。全体のデザインは、C.F.Martinの000-28に近いものだった。
そのギターは、今も手元にある。けれども、もう弾くことはない。ケースにしまったままになっている。でもいつか、壁に掛けてみたいと考えている。
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